米連邦準備制度理事会(FRB)は26、27の両日開いた
連邦公開市場委員会(FOMC)で、総額6000億ドルの米国債を
購入する追加量的緩和策を予定通り6月末に終了することを決定。
事実上のゼロ金利政策は据え置いた。FOMC後の声明では景気について
「経済回復は緩慢なペースで進んでいる」とする一方で、
「過去数カ月間にインフレが高進した」として、警戒感を示しています。
これを受け、NYダウは前日終値比95.59ドル高の1万2690.96ドルと、
2008年5月20日以来、約2年11カ月ぶりの高値で取引を終えています。
いよいよ・・・といった展開です。
新興国・資源国の物価高騰からの利上げの流れに、先日はユーロが利上げ
に動き、最後の砦的存在で世界中が注目しているアメリカの利上げの時期
が視野に入って来ました。
商品市況の動きがそのインフレ懸念を表しているワケですが、
ちなみに先日のNY市場は。。。
NY金 1516.7
+13.7NYプラチナ 1825.2
+12.8NY原油 112.76
+0.55シカゴコーン 752.25
-14.00シカゴ大豆 1378.00
-4.75NYダウ 12690.96 +95.59
金も原油も・・・の流れは継続中。。。
先日は、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、
日本国債の格付け見通しを、従来の「安定的」から、格下げの可能性
のある「ネガティブ」に引き下げたと発表しました。
S&Pは東日本大震災や東京電力福島第1原発の事故などを受け、
日本の財政がこれまでの予想より悪化する懸念があると指摘したワケ
ですが、一時は82円台後半まで円安進行をした後、再度81円台半ば
まで下落して取引を終えています。
まあ、遅かれ早かれ・・・ですが、この為替の転換点を迎える時は、
恐ろしいほどの変化を迎えるような気がしてなりません。
FRBが量的緩和解除を・・・といってもまだゼロ金利を解除したワケでは
ありませんし。。。
とはいえ、世界が期待するのはアメリカの利上げ。。。
それを催促するような商品市況の上昇がある局面も出てくるかも
しれません。
アメリカが利上げを行えば金利差で買われた側面の強い円の流れも
逆方向に動く可能性が高いですし、今後、日本の復興、また原発の補償が
巨額になればどのみち国が補助するのでしょうから、財政に負担がかかる
のは明らか・・・です。
もし復興税・・・といった手段を取れば日本経済の腰折れも懸念されるで
しょうし、消費税率などUPが即税収増につながるかも不透明・・・となると
思います。
そんな流れが顕著となれば日本国債の格下げ・・・という流れに実際なる
でしょうし、現段階で税収が増え、財政が改善する見込みはとりあえず
ほぼゼロと言っても過言ではありません。
そんな余裕、日本に今はない・・・といった方が正解でしょうか。
まあ、この流れで商品高、円安がダブルで進行すると国民の生活的には
厳しいモノがあります。
明るい見通しとしては、今回の原発事故の風評被害も含め、エネルギー
政策が見直しの方向に向いたり、電力の節減に向いたりしている日本
国民の方向性でしょうか。
原発問題で日本の製品の買い控えが起こり、輸出で稼いで豊かになった
日本経済もある意味で見直しの方向に動くのかもしれません。
鎖国に近い状態が自然と生まれて、それが国内を活性化させる要因に
でもなってくれたら良いとも思うワケで。。。
暗いニュースばかりでもなく明るい変化の兆しを見つけられる事柄も
増えてきているように私は勝手に思っています。